tasukuの日常雑記

教育学部修士でありながらIT業界に就職を決めた大学院生。研究でpython、c#を触っています。このブログではプログラムや日々の生活で培ったことについて思うがままに記述します。

大学生におくる「具体化」のススメ!

こんにちは!tasukuです!!

 

学生の皆さんテストが迫ってきましたね。

勉強ははかどっていますか?

僕は大学院生最終年のためテストはありません!やったぜ!!!

(その代わり修士論文執筆や学会参加のための研究に追われています←)

 

僕の教授は学生に実験器具を作成させ、その性能や理科の授業でどのように使うのかということをプレゼンさせる授業を行っています。

その授業にTA(ティーチングアシスタント)として学生をサポートしているのですが、最近は発表も近くなり学生が時間外も作成に取り組んでいます。

 

しかし、最近このような発言が増えてきました。

「この実験器具はなんとなくこういう形にしました!」

なんとなくこの設定で測定しました!」

etc…

 

大学生諸君、「なんとなく」って自分の考えがなさすぎんか??? 

 

具体化の重要性

具体性の有無

今回の後輩たちの姿から、その授業で「完成形」を突き詰めて考えることが不十分であると思いました。完成形をどこまで突き詰めて考えているか、つまり具体化の有無が不十分です。

それを裏付けるようにTAを通して「具体化」の有無で授業での発言が大きく異なっています。

【具体的に考えていない学生】

  • 「力学の内容なら器具が作りやすそうだったんで作ってます!」
  • 「結果は出たんですけど、これで何が言えますかね?」
  • 「後少ししか時間が無いので、とりあえず動くようにします!」

 

【具体的に考えている学生】

  • 「授業で生徒が観察しやすいためにのぞき窓を付けました!」
  • 「生徒が熱力学の概念を理解しやすくなるようにこの器具を作ります!」
  • 「授業でこのように解析させたいので、自分の意図した通りの数値になるように設計してます!」

 

発言内容を見れば一目瞭然ですが、話の「具体性」に大きな差があります。

 

具体化の効果

具体化は自分の行動の指針になります。

つまり、具体化をすることで自分は次に何をすることが必要なのかが分かると言っても過言ではありません。

 

今回の後輩たちに向けて言うのならば、実験器具を「何のために、どのように、どこで」使うものであったのかという具体的な姿を考えるべきだったと思います。

はじめに設定しておけば、【目的のない人】は【目的がある人】の様に自分がこれから何をすれば良いのかということを考えながら制作に取り組めていたでしょう。

また、自分が何をすれば良いのか分からない状況というのは非常につらいものがあります。

自分の行動に正当性を持たせるためにも、「具体化」は必要だと言えます。

 

ここで普段の行動についても同じように考えてみます。

僕の後輩と同じように「なんとなく」で済ませていないでしょうか?

少しでも「具体的に考える」ことをおすすめします。

 

しかし、「考えて行動をしようとすると行動ができなくなる…」という考えの人が多くいることも理解しています。

(僕自身普段は様々な分野に挑戦できるように↑のようなスタンスでいることを心がけています。)

僕が普段から心がけているのは、

『行動に対して、「何のために行うのか」を設定してから飛び込んで行く!』

ということです。

少しでも「目的」を持つことで、自分が起こした行動から得られるものが大きく変化していくと思います。

皆さんもぜひやってみてはどうでしょうか?

 

最後に

日常的に「なんとなく」で過ごしていることは多いのではないでしょうか?

自分自身具体的に考えて行動をすることを意識しています。

この記事で少しでも意識して行動の質を変える人が増えれば幸いです。

 

それでは!!!